生活上の出来事や変化、例えば家族との死別、愛犬や愛猫との死別、入学や退職、職場環境の変化や社会的ストレスに対しての反応です。

適応障害の起こりやすさには個人のストレス耐性も大きく関係しています。たとえストレスに強い人であってもその耐性を超えるストレスに暴露されれば発症に至る事があります。
適応障害の起こりやすさは個体差ははあるものストレッサーがなければその発症はなかったと考えるものです。

どんな症状がでるの？

抑うつ気分や不安、身体症状（疲労感、頭痛、背痛など）を程する事が多いですが、環境調整（ストレッサーの排除）、死別反応では時間経過などで症状は消退します。
しかし現代社会においてストレッサーの排除が困難な状況である事も多く（特に職場でのストレスなど）まれに遷延する事も認めます。

当院での治療について

あくまでも外因的要因が問題となるなめ環境調整や休養、死別反応などは時間的経過や精神療法などがメインとなりますがストレッサーの排除が困難際や症状が強い際には薬物療法の併用を行う事もあります。