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器質性精神障害

器質性精神障害とは脳の病気、損傷や脳以外の身体疾患から脳機能が二次的に障害されて起こる精神障害をいいます。

どんな症状なのか?

症状は障害された部位によって様々で多彩なな症状を認めます。
認知機能の低下、健忘、人格変化、幻覚や妄想、感情障害、不安、身体症状、情緒不安定など多彩です。

原因について

アルツハイマー型認知症や老年期アルツハイマー型認知症、初老期認知症、脳血管性認知症、脳出血、慢性硬膜下血腫、脳梗塞、脳炎、髄膜炎、脳腫瘍、脳外傷、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、多発性硬化症などによって引き起こる事があります。

器質性精神障害は脳障害に基づくものでありますが、身体疾患や心理、社会的要因もお互いに作用しあって悪循環を形成し重症化へと繋がります。

そのため身体、心理、社会的要因を想起に認識し是正する事が非常に重要となります。

当院での治療について

原疾患の治療が可能であればその治療を最優先に行い、先に述べた増悪因子を考慮して、これを除き、精神症状に対して対症的に薬物療法が必要であれば内服治療を行っていきます。

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