メニュー

双極性感情障害

そう病相とうつ病相を繰り返す疾患群です。うつ病相のみを繰り返す疾患群は反復性うつ病、相病相のみを繰り返す群を躁病と呼ぶ事が多いです。

うつ病相に関しましてはうつ病についてにて記載されているのでここでは主に躁病巣について述べたいと思います。

躁状態

  1. 感情:
    気分爽快、多幸的。(時に不機嫌で些細な事で怒りや安い事も多い)
  2. 思考:
    A思路:観念奔逸(観念が次から次へと盛んに湧きおこり、思考の進行は早いが、思考の題目からはそれてしまう。
    B思考内容:誇大的となり楽観的となる。自己財産や自己能力に対しても過大的評価をし浪費などに至る事も多い。また誇大妄想に至るものも存在する。
  3. 意欲:活動性が亢進し抑制が効かないため、多弁、多動となりそれは時に他人に対しても干渉し世話をやきすぎる事につながります。性的逸脱行為などもしばしば認めます。
  4. 睡眠時間の短縮と疲労感の減退:不眠を訴える事はないが、夜遅くまで眠らず、早朝覚醒する。「三時間適度の睡眠でも熟睡するので十分です」などと話します。

当院での治療について

気分安定剤と呼ばれる薬物療法が中心となりますが、補助的に抗うつ剤や抗精神病を併用する事もあります。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME